2025/05/03 17:43
お店の顔とも言える「扉」。
FEELSがまだカタチになる前、この場所に出会ったときのことを今でもよく覚えています。

静かな通りにある、ちょっと古いけれど温かみのある木造の建物。
大きな窓、落ち着いた外壁。
正直、見た目は地味で、パッと目を引くような派手さはありませんでした。
でもその分、「ここからどう変えていけるか」という想像が、どんどん膨らんでいきました。
内装のイメージやレイアウトはわりとすぐに浮かびましたが、
外観、とくに「扉」については最後まで悩みました。
なにか象徴になるようなものを——そう思ってたどり着いたのが「赤」でした。
なぜ赤い扉にしたのか?
赤という色にはいろんな意味があります。
情熱、エネルギー、直感、温もり、生命力…。
どれも、FEELSが大切にしたい感性や感情に通じている気がしました。
このお店は、ただ服を売る場所じゃありません。
新品でも古着でも、国内でも海外でも、ブランドの知名度や流行ではなく、“感性に響くかどうか”を基準にセレクトしています。
お客様が服を通して、自分の気持ちや感覚に素直になれるような体験を届けたい。
それがFEELSの根っこにある想いです。
だから、赤い扉はただの装飾じゃなくて、「ようこそ、あなたの感性に触れる場所へ」というメッセージなんです。
赤い扉をくぐった先に
この赤い扉は、街の中でもちょっと目立つ存在です。
知らない人からすれば「なんのお店だろう?」と気になるかもしれません。
でもそれでいいと思っています。
誰かの日常のなかで、この扉の色がふと目に入り、気になって、ちょっと勇気を出して開けてみたくなる。
そしてその先に、なんだか気持ちが動くような出会いや、自分でも気づいていなかった好みに出会えたら——
そんなきっかけを作れる場所でありたいのです。
FEELSという名前には「感じる」「感性」「感情」という意味が込められています。
日々のなかでつい置いてきてしまう「自分の気持ち」を、思い出せるような時間と空間を、赤い扉の向こうで用意して待っています。
最後に
この赤は、FEELSの「はじまりの色」です。
きっと年月を重ねるごとに色あせたり、傷がついたりするかもしれません。
でもそれすらも、たくさんの人の「感じた証」として大切にしていきたいと思っています。
もし前を通りかかって気になったら、ぜひ赤い扉を開けてみてください。
中には、あなたの“感性に刺さる”服やモノ、そして人との出会いがあるかもしれません。
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