2025/04/13 16:18
どうも、服屋のひとりごとです。
今回はセレクトショップが古着を取り扱うことについて長尺で語っております。

『FEELS』は、“感性がふっと揺れるような出会い”を届けたいという想いから生まれたセレクトショップです。
赤い扉が目印のこの小さな空間では、和洋折衷のスタイルをベースに、国内外から集めた新品や古着をミックスし、ジャンルにとらわれないアイテムたちをセレクトしています。
今の時代、SNSやWEBを通じて、あらゆるファッション情報が簡単に手に入ります。
便利で刺激的なことも多く、素晴らしいイノベーションだと感じています。
でも、その反面「何が流行っているか」や「どう見られるか」に意識が偏りすぎてしまい、
本来自分が感じる“好き”が見えにくくなっているようにも思います。
でも、ファッションって本来もっと自由でいい。「これ、なんかいいじゃん」「かっこいいな」「かわいい!」っていう、直感的な感情。
それだけで、充分おしゃれなんです。頭じゃなくて、心で選ぶもの。
『FEELS』は、そんな“感覚で選ぶ楽しさ”を思い出せるようなお店を目指しています。
その中で、古着はとても大切な存在です。
古着って、どれも世界に一つしかない、誰かの時間や思いが込められた“物語を持つ服”。
少し色褪せていたり、風合いが出ていたり。
その“味”に触れた瞬間、まるで過去と今が交差するような不思議な感覚が生まれます。
しかもそれが、自分の感性とぴったり合った時のときめきは、新品ではなかなか味わえないものです。
『FEELS』では、そんな一点モノの古着と、今の気分をまとった新品とが自然に並んでいます。
どちらも等しく、その人の感情を動かす力を持っているからです。
流行やルールに縛られすぎず、自分の“好き”をもっと信じてみてほしい。
赤い扉の向こうで、あなたの心をそっと揺らすような一着と出会ってもらえたら、それが私たちにとって一番嬉しいことです。